受け取り方

2021年02月20日

朝、歯を磨きながらTwitterを流し読みしていると、

49歳の女優さんが7年に渡る不妊治療の末に第一子を出産したというニュースが出ていました。


「すごく頑張られたんだろうな、凄いな」と思いながら、


昔の自分とニュースの捉え方が変わったことに気付きました。



昔は、有名人の方が40代後半とかで子供を授かったニュースをみると、


「こういうニュースを流すから何歳からでも簡単に妊娠できるイメージがついちゃうんだよ…」


と内心悪態をついていました。



もちろんニュースに取り上げられた方々が悪い訳ではありません。


その背景にどれだけの治療があって、どんなに苦労されてきたかが想像できるだけに、

「何歳で妊娠」だけを切り取って報道するのは誤解を生みそうだなぁと思ってモヤモヤしていました。


プライベートなことですので、それを勝手にマスコミが流すのも問題だし、仕方ないのかもしれませんが。



でも今は昔に比べて、当事者であるその人が、今までの不妊治療について発信することが多くなってきましたね。


どんな治療をして、どれだけお金がかかって、今どんな体調で、、、


その人だから伝えられる経験から発信されたことは、ニュースで短く切り取られた情報よりもよっぽど共感できます。



同じ出来事の切り取り方ひとつで、


「まだ妊活を始めなくても大丈夫かも」

「◯歳で授かって羨ましい」


と考えることもできれば、


「この人もこれだけ大変な思いをしてきたんだ」

「いま妊活がうまくいっていないけれど、私にも可能性はきっとある」


と考えることもできます。


考え方に良い悪いはありませんが、色んな見方ができるんだな、

という一歩引いた視点を持っていると、

情報だらけの世の中も少しは疲れずにやっていけるんじゃないかなぁ。


とおもいます。